笹に揺れる 白い短冊
ざわめく町 遠ざける
波に踴る 月は優しく
胸の鼓動 何故か鳴り止まず
もし君が來たら
最高の笑顔で迎えたい だから
「會えて嬉しい」と
せめてフリだけでも してよね
何度書いて 出しても
たとえ直接手に渡しても
屆くことのない この手紙
今ふたたび 私の所に
黒色の夜空
咲き亂れる花火
消えて いなくなる
もう少しでいい
「さようなら」だなんて
言わせない
蟬時雨が次第に止んで
いつの間にか二人きり
長く続く沈黙の中
気まずくなり 泣きそうになった
葉うはずもない
願いと知りながら
期待してしまう
ねぇ私のこと
キミにはどう見える?
教えて
キミにはいつも
思い知らされるよ
自分の弱さを
何も聞けない
臆病な私を
許して
このまま時が
止まってくれたら
どんなにいいのか
そしたら
自分宛ての手紙はもう
いらない
A Letter - 冥月
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