笑顔のままに殘されたのは滲む赤い糸
疼く疵から零れてゆく―
影を佩びる細い軀憂う瞳
頬を伝う優しい雨彩を剝がしてゆく
ひとつずつ數え抱える骸それが騒いだと
醒めぬ夢の中
遠く失われてゆく儚き願い
死にゆく星々のように
灰色に染まる孤獨の世界で
心閉ざし怯えているそれでもこうして
生きることを選ぶのなら赦しを請うというの
白い花に美しさが宿るように
溫もりから感じられる優しさもきっと
変えてゆけるのは明日ではなくこの想いだけだと
記憶が蘇る
全て與えられるものに溺れてゆく愚かしささえも
どうか朽ちるその日まで途切れさせないで
錆びた笑顔のままに殘されたのは滲む赤い糸
疼く疵から零れてゆく
ずっと問い続けていた存在の意義答えなど出ない
求め彷徨い歩いた足跡も消えて
そして仄かな光
いつか再びまみえるだろう
捻じれた輪廻の糸
輪廻の糸 - 霜月はるか
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