[00:31.57]折れた傘を眺めた 雨粒が滴って
[00:35.18]僕の手をすり抜けて 誰かの死骸に落ちた
[00:38.85]「幸福とは何か」 そう問い掛けるように
[00:42.46]もう動かぬ背中 そっと優しく撫でた
[00:46.16]溫室育ちの聖人達が教鞭を取って無闇に振った
[00:49.85]「夜明けは平等」そんな言葉が太陽のない社會に響いた
[00:53.46]誰かが誰かの首を絞めているその真橫で茶が飲める世界だ
[00:57.12]正気を保っていられる方こそ頭が壊れているんじゃないか
[01:01.09]不安の種が実を結んで 人身事故になり遅延
[01:08.33]舌打ちが聴こえるホーム 美しき社會
[01:15.35]幽霊が産まれてしまうんだ 成れの果ての路上で
[01:22.74]幽霊が産まれてしまうんだ 満たされた時代の底で
[01:45.48]アパートの階段から 落ちて死んだ哺乳類
[01:48.73]還る土のない都會 アスファルトに染みが殘った
[01:52.62]貓は死んだ姿を 決して人には見せない
[01:56.34]人は人の醜態 ワゴンに詰めて叩き売る
[01:59.90]矯正器具による笑顔の群れが「幸福」をバラ撒いて満足気
[02:03.68]拾い方の分からない僕らは社會不適合者と呼ばれます
[02:07.27]適応出來ずに死んだうさぎを手厚く葬り緑茶を飲んだ
[02:11.02]鈍間なうさぎを見捨てた亀を批判するのは悪いことですか
[02:14.83]どんなに口を押さえても ルサンチマンが漏れ 嘔吐
[02:22.02]悪気のない正論が 頸動脈を締め付ける
[02:29.31]幽霊が産まれてしまうんだ 成れの果ての中央線
[02:36.59]幽霊が産まれてしまうんだ 満たされた時代の底で
[02:45.41]未來は無いし すがる過去も無い
[02:52.73]でも幽霊になる才能も無いんだ
[03:20.97]そこらじゅうにほら そこらじゅうにほら
[03:27.85]そこらじゅうにほら そこらじゅうにほら今も
[03:35.92]人身事故で遅れた電車 歩行者天國 ナイフ
[03:43.12]資産価値の下がったアパート 交差點の染み
[03:52.38]幽霊が産まれてしまうんだ 成れの果ての死刑臺
[03:59.69]幽霊が産まれてしまうんだ 満たされた時代の底で
[04:08.50]未來は無いし すがる過去も無い
[04:15.83]でも幽霊の才能も無いから 明日が來やがるんだ