[01:32.81]剝き出しの骨を 爪で つと掻き裂く
[01:43.15]虛ろなる病みの 睡り醒ます様に
[01:55.48]抑えられない 欺瞞の棘が
[02:05.93]此の身を刺す 謀を 張り巡らして
[02:28.89](セリフ)
[02:39.55]世に仇なすのが悪 其れを誅するが正義
[02:50.06]有事には再びその天地が返り 畢竟、私は今、悪か
[03:00.41]何かを果たし乍ら 誰かに疎まれ
[03:10.38]叫びは 返す返す 明かりを 探し求めて
[03:25.07]望みは 漂うだけ 凍える 哭が今 消えゆく 風に千切れて
[04:39.39]無明の睡りに 疲れ 迷い 誰そ彼る
[04:47.31]失意の韜晦 冥き星を數えて
[04:55.60]盞に浮かぶ花弁 暗い闇に揺蕩う
[05:03.72]胸に宿る火の鳥は 何時の日か雁になる
[06:09.39]柘榴に なり果てる 己の頭に
[06:14.26]群がる 埋葬蟲は 兄の面をしている
[06:19.62]殺めた數だけ 愛を手に入れると 無間の奈落も 一躍に跳べると
[06:40.03]髑髏に 口付ける 虛栄の猿は
[06:44.85]そ知らぬ 素振りで 誰が為に唄う
[06:50.10]殺めた數だけ 穢に塗れていると
[07:00.31]無間の奈落に 真逆に呑まれると
[07:10.54]嗚呼 徒に 一縷の陽を求めても
[07:20.70]嗚呼 一向に 異郷の地に 転びて落ちる
[07:49.64](セリフ)
[08:09.52]渾ては 渾ては一族の名を賭して
[08:15.47]渾ては 渾ては亡き御父君の誇りを賭して
[08:24.11]犯した不文律も罪科も 殺めた命さえも
[08:31.03]あなたと新しい時代の理想郷の為だというのに
[08:37.72]もうよい、黙れ 詭弁を弄すな 政れぬ虎よ
[08:44.83]我は今、汝という悪魔を 燃やす
[09:05.92]振り仰いだ 鈍色の空に 刻が 夜を 連れてくる
[09:20.44]激よと 交わす言葉も 明る 色を 失ってゆく
[09:34.88]もう逃げられぬなら 此処で果てるとも
[09:41.90]只其れで 此以上 離れないのなら
[09:49.08]抱き寄せて 抱き締めて 抱き留めて もう一度
[09:56.48]束の間の 別離でも 曇らさぬ様に
[10:03.25]愛されぬ 相舞えぬ 相生えぬ もう二度と 惑う 夢の中に
[10:14.44]彷徨う 聲にならぬ嗚咽を 白い雪が嗤う
[10:24.79](セリフ)
[10:26.44]抜け抜けと舞いおって 命乞いのつもりか
[10:32.91]されど子は別じゃ 後の憂いとなろう 殺してしまえ
[10:42.79]何故このような慘い仕打ちを
[10:46.85]己が命を取られた方が増しで御座います
[10:52.22]ああ この子だけはあの人に抱いて欲しかった
[10:58.02]お許し下さい もう逢えませぬ
[11:45.44]望みは 漂うだけ 傲れる 嶺が今 移ろうまで
[12:03.78]其処に降る雨は 躊躇うだけ 凍える
[12:16.94]哭が今 消えゆく 風に千切れて