神様に嫌われた二人は
天の川を挾んで一人と一人。
1年に一度、七夕の夜にだけ
會うことを許されたのでした。
しかしそれも晴れたときだけ。
まだ梅雨空が続くその日は
滅多に晴れることなどないのです。
人は七夕の雨を催涙雨と呼ぶのでした。
彼は行ってしまった 天の川の向こう側
約束の日は一度も晴れたことがない
神様のいじわるに抗う方法を探して
カッパという妖怪が河を渡れると知った
だけどカッパは滅多に見つからない
とんでもないレア妖怪
困り果てたある日街外れで
妖怪の群れに遭遇した
妖怪たちが靴ひも結べなくて泣いてる
ママにやってもらったのがほどけて泣いてる
アホすぎて不憫で教えてあげたら
悽い!やけに懐く!グイグイくる!
そのような経緯で設立しちゃいました
泣く子も滅ぶ妖怪派遣會社
抵抗妖怪なんざ低賃金で使っても
たまにガムでも與えれば大喜びで働いた
社員の個性(妖術)を生かした営業(脅迫)
政治家とも仲良し(癒著)
天の川を渡るってサイエンス・フィクション?
経営の方が大事だろ!
妖怪たちが食券買えなくて泣いてる
食券というシステムを理解できず泣いてる
こんなところに経営の落とし穴があるとは
社食が丸々無駄じゃねーか!
そんなアホな會社の評判を聞きつけて
一匹のカッパが面接を受けに來た
カッパってなにか引っかかる気がする
たしかずっと探していたような
七夕の夜カッパに依頼する
會えない辛さに目を逸らしていた
何かに夢中になって誤魔化した
だけど今は願う
彥星を連れてきて
カッパは大きく頷いて
「任せてください」と言った
どうして彥星をボコボコにしてんの!?
デッドオアアライブって発注したっけ?
お前も例に漏れずアホ妖怪か!
帰りはやけに遅いのにパンチは早いのな!
彥星がノビていた
昔より大人になって
星のとなりの空け者 〜織姫〜 - 家の裡でマンボウが死んでるP
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